写真でスタイルを良く見せるための全身ポーズテクニックを解説!
編集長のかんばらふうこです。私はこれまで海外ファッションマガジンやアパレルブランドのビジュアルなどのモデルをさせていただき、モデル事務所に入っていた頃にはポーズレッスンも受けていました。
そこで、これまでのモデル経験から学んだ、全身の写真撮影をする時に足を長く見せる方法やそれぞれの衣装に合うポーズのテクニックをご紹介します。
全身鏡がある方はこの記事を読みながら実際にポーズを真似してみてくださいね。
✔︎ワイドパンツは大袈裟に片足を出して
ワイドパンツを着用してポーズをする時は大袈裟に足を前に出して足の長さをアピールしてみて。
私服ファッションにはオシャレなアイテムでも、ワイドパンツのような足のラインが見えない物だと足が太い印象にうつってしまったり、短く見えたり、冬服だと体が大きく見えてしまったり…、と自分で想像している写真うつりとは違うスタイルの悪い仕上がりになってしまうこともあります。
足を少し斜めに曲げることで膝の位置も分かるので本来のスタイルをさりげなく見せることができ、上半身を後ろに引くことで小顔効果もUPします。
✔︎身長を高く見せるには縦のラインを意識
Sサイズモデルさんで高身長に見せるポーズを研究中の方は”縦に伸びる”イメージでポージングをしてみてください。
作例写真の左では手を横に広げているのに対し、右では両手を上に伸ばしているので腕の長さの効果で身長が左に比べ高く見せませんか?
ブラウスが引っ張られることでウエストもスッキリして見えます。全身ポーズは足の動きはもちろん、腕を長く見せることも大切なポイントです。
✔︎足をクロスすればO脚を隠せる
O脚に悩んでいる人は足をクロスして綺麗に見せるように練習しましょう。
私自身、モデルをはじめた頃はO脚に悩んで足を出すファッションは自信がなかったのですが、ファッションで足を隠していてはモデルとしてスキルアップすることはできないので、O脚が気にならないポージングをいろいろ試してみました。
足のポージングにも沢山種類はありますが、モデル初心者さんはまずクロスからはじめてみてください。ありきたりなポーズに思うかもしれませんが、クロスはモデルウォーキングでも必要な動きになるので慣れておくとこれからのモデル活動で大活躍してくれる可能性があります。
オーディションや撮影の仕事でもモデルの普段の歩き方や足のラインを見ている人がいるので、スチール撮影のときだけでなく日常生活でO脚隠しに使うのにおすすめです。
✔︎体の隠れる衣装では動きのあるポーズを
ロング丈のワンピースやスカートを着用する時は動きでスタイルを良く見せましょう。
参考写真のようなフワフワ&可愛いデザインのワンピースは踊っているようなイメージのポージングを。1枚1枚丁寧にポーズをするのではなく、ゆらゆら揺れてみたり、体が風に押されてウエストがキュッとなるような感覚で左右に傾けてみたり。
お上品な印象の写真にしたい時は「身長を高く見せるポーズ」とは逆で、腕を下げておく方が大人しい女性に見えます。体全体に動きをつけてモデルらしくしつつ、腕の動きで女性らしさを残しておくのがポーズのポイントです。
✔︎横から撮影する時は足を揃えない
横から撮影される時つい足を並べてしまいがちになってしまいますが、片足を曲げた方がモデルらしい写真になります。
参考写真の左ではスタイルが悪く見えるわけではないですがなんだか普通の記念写真に見えます。しかし足を少し前後不揃いにした右では動きが出て一気にモデルらしい印象になりませんか?
また、足を揃えることで角度によっては太く見えてしまうことも。
座って撮影する時は緊張して足を並べてしまったり曲げてしまうことがあるかもしれませんが、横から撮影する時は足を「前に出す&揃えない」を意識してみてください。
以上、全身ポーズ写真でスタイルを良く見せるテクニックをご紹介しました。
ファッションや撮影する角度によって、スタイルの良く見える衣装を着ているつもりでも仕上がった写真を見ると足が太く、短くうつってしまっていることもありますよね。
今回ご紹介したポーズテクニックを参考に、ぜひこれからの撮影で実践してみてください。